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店舗内装の知識

店舗の床材の選びの重要性

自分のお店はできる限り自分が納得できるデザインにしたいと考える人は多いでしょう。

しかし、見た目だけにこだわると、経営がうまくいかないかもしれません。

そこで今回は、店舗の内装工事をするときに知っておきたい床材の話をお届けします。

店舗デザインに床は重要?

リフォーム工事で案外見落としがちなのが床です。

床は壁と違って目に入る機会が少ないため、経費を削減する意味でも床にあまり気を使わないという人は多いことでしょう。

しかし、床は空間に対して大きな影響を与えています。

空間が広くなればなるほど床の存在感は増していき、ある一定の大きさに達すると壁の面積よりも大きくなります。

例えば、高さ3メートルで縦と横が12メートルの空間では、四方の壁を合わせた面積は144平方メートルで床の面積とぴったり同じですが、縦か横の長さが12メートル以上になれば壁の合計面積よりも床面積の方が大きくなります。

つまり、店舗デザインにおいて床は大きな存在感を放ち、リフォームする際には床についてもしっかりと考える必要があると言えます。

むしろ床の空間に対する影響力はかなり大きいため、床をリフォームするだけでも空間の印象はガラッと変わります。

特に内装工事にあまりお金をかけたくない場合はおすすめの方法です。

床だけでなく天井や壁も総合的に見てデザインを検討

店舗の床をデザインする場合、色や模様は天井及び壁との関係をよく考えることが大切です。

床・天井・壁ともに空間に対して存在感が強いため、配色は重要な要素となります。

まとまりがあるデザインを希望するなら、色は多くても3色以内に収めるのがベストです。

ただし、同系色や明度及び彩度が同じならば、多少色数が増えても統一感は出せます。

模様や素材も空間のまとまりを出すためには重要です。

例えば、壁も床もコンクリートで天井はスケルトンのまま手を加えなければ、現代的で都会的なデザインとなります。

vakelが手掛けた「SOL Hachioji」の内装事例はコチラ

カントリー調なら素材は木材で統一するのがおすすめです。

床材は天井や壁と比較して汚れやすい部分なので、1から店舗デザインをするなら、まずは床の素材から考えると良いでしょう。

素材の選択は利便性だけではなく、デザインコンセプトにもよるので、どのようなお店にしたいのかはあらかじめよく考えておくようにしましょう。

床をリフォームするタイミングとは

店舗の床をリフォームするタイミングはいくつかありますが、汚れや傷みが目立ってきたときはベストタイミングのひとつです。

経年劣化は長年お店を使っていれば避けては通れません。

何年に1回床リフォームをするべきかどうかは、お客様が毎日どのくらいお店に入るか、どんな床材を使用しているかなどによって変わります。

また、居抜き物件などでよくあるのが、お店のイメージやデザインと床が合わないことです。

すでに述べたように、床は空間に対して大きな影響力を持っています。

デザインがしっくりこないと感じたときは、お店のイメージをリニューアルするためにも、床をリフォームする良いタイミングだといえるでしょう。

床の種類

店舗の床によく使われる素材として、デザインコンクリートがあります。

デザインコンクリートはコンクリート素材特有の耐久性の高さと、色や模様を比較的自由に選べるのが便利な点で、汎用性の高い素材となっています。

クッションフロアは壁紙のようなもので、安価ですが耐久性がないのが特徴です。

掃除がしやすく、簡単に施工できるメリットがあります。

フローリングも掃除がしやすく見た目にも良い素材ですが、木材であるため耐水性が低いのが難点です。

ただし、コーティングをすれば耐水性は上昇し、つややかで美しい見た目となるので、オプション次第ではデメリットをカバーできます。

タイルは掃除がしやすく、種類によっては装飾的な要素も期待できる素材です。

vakelが手掛けた「AUBE HAIR raili」の内装事例はコチラ

タイルの場合、種類を選べば高級感が出て、耐水性・耐久性ともに高く比較的長持ちするのがメリットです。

一方、デメリットとしては、タイルは保温性が低いため夏は涼しく感じるものの、冬は床から熱を逃してしまい、寒さが店舗内に伝わってしまいます。

高級感を出せるもうひとつの素材はカーペットです。

落ち着いた印象を出したりやサロン風の店舗にしたりしたいときは、カーペットを使用することで雰囲気を出せるでしょう。

しかし、カーペットの場合掃除がしにくく、質の悪いものを選ぶとすぐに毛羽立ってしまいます。

耐水性・耐摩耗性ともに高くはないので、使用できる場所は限られてくるでしょう。

店舗にあったお勧めの床素材

クッションフロアやフローリングは耐久性から、カーペットは掃除のしにくさから飲食店など汚れやすいお店には向きません。

一方、タイルやデザインコンクリートは飲食店全般にお勧めの床素材と言えます。

vakelが手掛けた「Hakkaisan bar Mizonokuchi」の内装事例はコチラ

ただし、カントリー調のカフェなどでは床材を木にすることは多くあります。

きちんと掃除やメンテナンス行っていれば、飲食店でも木を床材として利用することは可能です。

スーパーマーケットなど毎日多くの人が頻繁に出入りする場所にも、デザインコンクリートやタイルはおすすめです。

衣料品店や本屋などでは、耐久性が比較的弱いクッションフロアが使用できます。

衣料品店では衣類からたくさんほこりが出る可能性があるので、掃除のしやすい素材を積極的に選ぶと良いでしょう。

宝石店やブランドショップなど高級品を取り扱う店舗では、格調や品の高さを演出するのに最適なカーペットやタイルがおすすめです。

vakelが手掛けた「BRAND REVALUE Yokohama」の内装事例はコチラ

カーペットは温かみも出せるので、心理的に安心感を与えられると考えられます。

また、カーベットはオフィスなどの店舗でも利用できます。

温かさと柔らかさがあるので、従業員が冬でもあまり寒い思いをせずデスクワークが行えます。

ヘアサロンなどゴミや汚れがたくさん出る店舗では、掃除のしやすさに特化した床材を選ぶ必要があります。

ベストなのはタイルで、ついでクッションフロアが適しています。

髪をカットする場所とシャンプーする場所では床の汚れ方が異なるため、適宜床材を変えるのも良いアイデアです。

店舗デザインの効果を上げるために床を見直そう!

店舗デザインを考えるとき、視覚効果だけではなく掃除のしやすさなどの利便性を考えることも重要です。

現在お店のデザインを変えたいと考えていたり、これから新しく店舗を持つ予定でデザインに悩んでいたりする場合は、ぜひvakelに相談してみてください。

機能や導線、耐久性などあらゆることを考慮した店舗デザインを提案いたします。

自分のお店は自分の好きなようにデザイン設計をしたいと考えるかもしれませんが、成功するお店作りにはデザインのプロの力を借りることも必要です。

素敵なお店をデザインして、ビジネスを成功に導きましょう。

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