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知っておきたい知識

店舗の内装における「一括発注」と「分離発注」の方式の違いとメリット

美容室や飲食店、オフィスなどの店舗内装を依頼する場合、実は2種類の方法があることをご存知でしたか?

今回はそんな「一括発注」と「分離発注」について、改めてこちらのコラムで整理したいと思います。

店舗の内装における「一括発注」と「分離発注」の方式の違いとメリット

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一括発注 と 分離発注の違いとは?

実はお客様が店舗内装をご依頼するにあたって、まず第一にその会社が一括発注型の業者であるのか、分離発注型の業者なのかを選ぶ必要があります。

ちなみに弊社は一括発注できるデザイン会社です。

一括発注(方式)とは?

内装の「施工(工事)」を実際に行うのは施工工事業者の仕事ですが、どのようなデザインにするのか3Dやパースを作ったりするのはデザイン業者です。

店舗内装において、一括発注というのは、一つの会社に一括で工事とデザインを同時に依頼することです。

私どもvakelはデザインと合わせて、施工も行うため一括発注が可能な業者ということになります。

※実際の施工作業は弊社の案件を請け負っている職人さん達が施工し、弊社がその職人さんを管理しています。

分離発注(方式)とは?

一方で、分離発注というのは、店舗のデザインと施工工事を別々の業者に頼むことです。「デザイン業者はこの会社に」「施工はこの会社に」と一つ一つの業者と交渉していきます。

デザイン業者でどうしても依頼したい会社がある時、施工会社に指定があるときはこのパターンになります。

一括発注のメリット、デメリットは?

それではここでそれぞれ「一括発注」と「分離発注」のメリットを比較してみましょう。まずは一括発注方式です。

一括発注とは、店舗設計のデザインと工事を一括で一つの会社にお任せすることですが、設計、デザイン、工事の完了までを一括して頼むことができるので以下のメリットがあります。

正直いうと一括発注はあまりデメリットがありません。

①スケジュールの調整がやりやすい。

実は多くの人気のある内装・デザイン業者は順番待ち状態にあるといっても過言ではありません。vakelでも現在多くのご案件を頂いている中、職人さんの確保や調整に多くの時間をかけています。

デザインや3Dなどは完成して、いつでも施工に取り掛かれる準備ができているとはいえ、工事の現場のスタッフのスケジュールの調整が出来ないと実際に施工はできません。

これが店舗のデザインと施工が別ということになれば、さらに調整は困難になるでしょう。

②デザインと施工の「ズレ」が起きにくい。

デザインと施工を同じ会社が行うので、関係性も深く、意思疎通も取りやすいことから急な修正作業なども迅速に行うことができます。

職人さんもデザイン会社のことをよく知っていることから、まさに阿吽の呼吸で仕事が進みます。

③内装費のトータルを安く抑えやすい。

デザイン専門、施工専門となると別の会社に一つずつ仕事を発注することになるため、コストが高くなりがちです。

また予算の調整が必要な場合も、全体のコストを抑えるために、どういう風にデザインを変更し、工事に反映させるかもスムーズにできます。

④一つの会社と付き合うので信頼関係が築きやすい。

デザイン→施工までに、お客様と打ち合わせは何度も行われます。この打ち合わせの中で、信頼関係が生まれていき、この信頼関係こそが最高の店舗内装を完成させる鍵となります。

分離発注のメリット、デメリットは?

「全てを自分の理想に叶えたい」「デザインは絶対にこの会社に頼みたいが、提携の施工会社だとスケジュールが間に合わない…」などお客様によっては様々な条件やこだわりがあります。

そういったこだわりをより忠実に叶えようとするのであれば分離発注というの選択肢の一つでしょう。

個性的でデザインに強みがある会社はデザイン費が高額なことが多く、また施工業者を別で用意する場合はそれぞれに別費用として支払いをするので総合的にはコストが高くなり、また先程上げたスケジュールの調整がかなり大変です。

もちろんデザイン会社が提携している施工業者もありますが、この場合も別会計になるのでデザイン側と施工側で価格の調整が難しく、予算オーバーの場合などに苦労したり、コスト面や連絡のやりとり調整に無駄が出がちです。

信頼できる「一括発注業者」を見つけるのがベスト

店舗をオープンさせるまでには、想像以上に時間も労力も取られます。そんな大変な作業をスムーズにこなすには、なにより業者との連携プレイが重要です。

そこでまずは信頼できる業者、ここに頼みたいと思える一括発注業者を見つけるのがよいでしょう。それは私どもvakelが一括発注の業者だからではなく、これまでの経験からのアドバイスです。

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