店舗の内装費用を抑える方法<後編>
前編では、美容室や店舗の内装を抑える鍵は「内装業者選び」「設計と施工を一貫して行うこと」にあると説明しました。
後編では、また違った視点から内装費用を抑える方法を説明したいと思います。
デザインとインテリアコーディネートの合わせ技
美容室の内装といえば豪華なイメージがありますが、お金を掛ければデザイン的には良いものが出来るのは当たり前。いかに限られた予算内でお客さんの要望を満たし、カッコイイ、素敵、頼んで良かったと思える空間を作れるかが設計業者の腕の見せ所です。
全体を飾る必要は無し。数カ所に見せ場を作れば充分
お店というのは的を絞り、ポイントで見せ所を作っていくだけでも十分素敵な空間が出来ます。
そこにはプロならではのテクニックが隠されています。例えばこちらのように、数カ所に絞った見せ所には高価な木やタイルといった様な本物の材料を使用し素材感を出していきます。
注意点としては、その素材を全ての壁に使用してしまうと、逆にお金を掛けた素材が引き立たなくなってしまうため、その周りは塗装やクロス、もしくはツリー風な壁紙といった様なオーソドックスな仕上げ材やフェイクのものでも十分なのです。
空間にはメリハリが必要ということ
ここで言いたいのは、空間にはメリハリが必要ということです。
そこに空間のコンセプトにマッチした小物や額などをディスプレイをするだけで、一気にその壁もデザインされた壁に変貌します。vakelが実際に手がけた美容室の事例をご紹介します。
デザインタイルを使用し、無垢の木で掃除用品などを収納できるドアをつけることで、デザイン性と利便性を高めていますが、壁自体はいたってシンプルな作りです。
しかしこの空間単なる壁だけで少し寂しいですよね。ここにタッセル付きのカーテンを掛けて、アンティークテイストなアイテムを配置してみました。
いかがでしょうか?何の変哲もない壁が一気に雰囲気ある「魅せスペース」に変身しました。
要するに一番コスト的に安価な仕上げ材を使用しても、周りとのバランスを考え、且つディスプレイを工夫するだけでカバーが出来てしまうのです。
こういったディスプレイに何を用いるかというのも弊社の得意な提案です。
予算が無くても素敵なインテリアは叶う
全体をゴージャスに仕上げる予算が無くても、ポイントでその美容室や店舗の顔となるスペースさえ作ることができれば充分素敵なデザインとして成り立つのです。
そのためのスペース作りに必要なのは、ディスプレイのセンス、しいては内装業者の持つ感性ということになります。
美容室も飲食店もアパレルもそれは同じです。メリハリを付けつつコストを抑えましょう。その分ディスプレイで飾ってあげれば素敵なデザインが出来上がります。
もし理想の内装にするのに、予算が合わないと一度諦めてしまった方も是非ご相談くださいね。