イタリアンレストランの開業!内装デザインのポイントと工事費用など
イタリアンレストランを開業し成功させるためには、味や立地などいくつかのポイントがあります。
その中で重要なものに、お店の雰囲気を決める内装があります。
内装には工事費用を考慮しつつもイタリアンレストランらしいデザインを手がける必要があります。
今回はイタリアンレストランの内装について詳しく解説していきます。
イタリアンレストランの内装デザインに必須なもの
イタリアンレストランの内装をデザインするとき、基礎となるのはどのようなレストランにしたいのかというコンセプトです。
イタリアといってもさまざまな地域があり、エリア毎に食の特色が違います。
イタリアと聞くとオリーブオイルをたくさん使った料理を思い浮かべるかもしれませんが、オリーブオイルを頻繁に使うのは主に南部のエリアです。北部エリアはスイスやドイツに近いことから、バターや生クリームが使われる傾向にあります。
味にうるさいお客様やイタリアの方々にも納得してもらえるお店にするためにも、コンセプト作りには時間をかけることが重要です。
お店の方向性が決まったら、コンセプトに合った内装を施していく必要があります。その際は自身の趣味に走りすぎず、多くの人がイタリア的だと共感できるデザインを選ぶことがポイントです。
手軽にできて高い効果があるのは、イタリア国旗の色である緑と白と赤を使った内装です。3色を上手に配置することで、イタリアらしい雰囲気を出すことができます。
例としては壁や床天井は白を基調とし、緑や赤を随所に散りばめます。緑と赤は反対色なので、隣り合わせにすると強いコントラストが生まれるので、配色には注意してください。
イタリアンレストランの内装工事費用①スケルトン物件の場合
お店を開業する場合には、内装工事が何も施されていないスケルトン物件と、前のお店のオーナーが残した内装を使用する居抜き物件の2つの選択肢があります。
スケルトン物件のメリットは、お店を一から自分の好きなようにデザインできることです。自由度が高いため、こだわりがある人にはぴったりです。
一方、スケルトン物件のデメリットは、内装工事の手間と時間、そして費用がかかることです。
内装がゼロの状態からイタリアンレストランを開業するためには、水道やガスなどの配管工事を始め、壁や床の防水工事なども行わなければなりません。
すぐに飲食店を開業したくても工事に時間がかかることを予め認識しておきましょう。
内装工事の箇所別費用相場は、給排水及び給湯の工事がおよそ25万円以上、天井・壁・床などの工事がおよそ120万円以上、電気工事がおよそ35万円以上となっています。
その他、椅子やテーブルなどの装備品、食器、料理器具なども一通り揃えなければなりません。
飲食店の最初の3年間はなかなか思うような売り上げが期待できないのが普通なので、初期費用にたくさんコストをかけてしまうと経営にリスクをもたらす恐れがあります。
イタリアンレストランの内装工事費用②居抜き物件の場合
内装工事にかかる負担を少しでも抑えたいのなら、居抜き物件がおすすめです。
居抜き物件では前のオーナーからさまざまな設備を安く引き受けられるため、初期費用がスケルトン物件と比べて300万円程度低く抑えられるでしょう。
前のオーナーもイタリアンレストランを経営していた場合であれば、ほとんど内装工事をする必要がないかもしれません。
また、交渉によってはほとんど無料で内装設備を手に入れられることも期待できます。
なぜ居抜き物件ではこんなにお得かというと、通常スケルトン物件を借りる場合、お店を引っ越す際には再び中は何もない状態に戻さなければなりません。その費用と手間を節約するため、多くのオーナーは設備を引き取ってくれる借り手を探しているのです。
一方居抜き物件のデメリットとしては、すでにある設備をそのまま使う必要があるため、不便に感じてもなかなか改善ができないことです。
また、設備が古くて使用できないものもあるかもしれません。設備を取り除いて新しく作り直すためには、スケルトン物件以上のコストがかかってしまいます。
居抜き物件を探す場合は、契約前に設備に不備がないかをきちんと確認することがポイントです。
内装工事コスト削減と雰囲気アップの一工夫方法
居抜き物件で内装工事の費用を削減し、雰囲気も良いイタリアンレストランを開業したいのなら、ポイントを押さえた工夫をしていきましょう。
まず、内装工事の業者選びでは、複数の業者に見積を出すことが基本です。
業者によって内装工事の費用は大きく異なることが多いですが、決して金額だけを見ず、サービスの質と料金の両方からよく考えて最適なところを選ぶようにしましょう。
次に、設備は新品にこだわらず中古品を積極的に活用することです。
中古の食器などは割れや欠けがあるので避けたほうが無難ですが、厨房の機材は中古でも十分使用できます。
また、内装といっても壁や床などで雰囲気を出すだけではなく、小物などを上手に利用することでも雰囲気はアップします。
イタリアンカラーをナプキンやテーブルクロスなどにも使うことで、よりお店の雰囲気がイタリアらしくなります。
ワインなどのイタリアがイメージできるものを飾ることでも、安価に雰囲気を演出することが可能となります。
雰囲気ばっちりのイタリアンレストランをオープンさせよう
世界中で親しまれているイタリアンは、ピザやパスタなど私たち日本人にとっても馴染みのあるメニューがたくさんあります。
コンセプトをしっかりと練り雰囲気の良いお店を作ることができれば、成功する可能性は十分あります。
また、イタリアンレストラン作りでは、コストを踏まえた内装も重要なカギとなります。そのための内装業者選びはしっかりと行うことが必要です。
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SNSの普及とともに、お店の雰囲気を大切にするお客様が増えてきました。隅々までしっかりと気を使った内装デザインを施せば、それだけで高い宣伝効果を持ちます。
内装はただ単にお店を飾るためのものではなく、集客効果も上げる大切な要素です。
デザインとコストの両面から納得できる内装を行い、お店を成功に導いていきましょう。