クリニックの開業、リフォームで超重要!内装デザインのポイントと工事費用など
クリニックを新たに開業したりリフォームしたりする際のポイントは、訪れた方が全て癒されるような空間にすることです。
内装ではデザインと利便性、費用の3つを中心に考える必要があります。
それでは早速、クリニックの内装ポイントについて深掘りしていきます。
安心と癒しの空間、クリニックの内装デザインの重要性
クリニックは専門分野によってさまざまな方向性があります。
しかし、どのようなクリニックであっても、患者様から選ばれる条件としては「良い医師」「良い立地」「良い施設」の3つが揃うことが挙げられます。
いずれかが欠けても患者様を満足させられるクリニックにすることは難しいので、医師としての腕やアクセスしやすい場所にだけこだわるのではなく、施設内の利便性や個性なども重要視しましょう。
クリニックによっては子どもが多く訪れたり、逆に高齢の訪問者が多かったりすることでしょう。
また、クリニックには患者様のほか、付き添いの方も訪れます。
内装デザインではクリニックに訪れるすべての人が快適に使用できるよう、配慮したものにすることが大切です。
クリニックならではの内装デザインのポイントとは
多くの患者様がクリニックに求めるのは清潔感です。これは診察室だけではなく、待合室やトイレなど施設全体に施しておきたい配慮です。
清潔感を出すためには、例えば、化粧室にオート洗浄やハンドドライヤーを設置し、肌が触れる部分を極力少なくすることで実現できます。
また、ドアの周りに消毒液を置いたり、内装に使う素材を抗菌剤にしたりすることでも、清潔さをアピールできるでしょう。
院内感染を防ぐためにも、清潔感には気を使うことが大切です。
プライバシーに対する配慮も、内装では重要です。
もしも待合室にいる患者様や付き添いの方に、医者と他の患者様の会話、あるいは医者と看護師の会話が丸聞こえだったらどうでしょうか。
また、診察室の中が外から見えるような造りであったら、誰も次からそのクリニックに訪れたいとは思わないのではないでしょうか。
体に関することは個人のプライバシーなので、優先的に配慮する必要があります。また、クリニックを訪れる患者様の中には、付き添いを必要としたり車椅子を使用されたりする人もいます。
そのため、施設内は十分に動線を確保しておかないと、転倒や接触などの事故やトラブルを起こす恐れがあります。
廊下の場合、動線は人と余裕を持ってすれ違える程度の幅が最低限必要です。
クリニックの内装では、快適な待合室や最新の器具が揃った診察室など、お金をかけようと思えばいくらでもかけることが可能です。
しかし、クリニックの経営を成功させるためには、上手にお金をかけすぎないようにすることがポイントとなります。
内装デザインはお金をかければそれだけで良いものになるとは限りません。ちょっとした工夫でも患者様を満足させられることができます。
例えば、診察室がどうしても狭くなってしまう場合は、医師と患者様が机を挟んで対面に座るのではなく、机の一角の隣同士に座ることでスペースを節約することが可能です。
角隣に座る人同士は向かい合わせに座った人同士よりも、会話の量が6倍になるというデータがあります。
患者様に安心感や快適さを提供しつつもスペースが節約できるため、ぜひ試してみたい内装のレイアウトです。
クリニックの内装工事費と内訳
クリニックの内装工事費用の相場は、内装へのこだわりや施設の広さなどさまざまな条件によって変化するものの、坪単価でおよそ40万円程度となることが一般的です。
30坪のクリニックの場合、電気設備と空調設備がそれぞれおよそ130万円前後、給排水工事がおよそ90万円前後かかります。
仮設・解体工事ではおよそ20万円、建具・造作工事はおよそ200万円、軽量鉄骨ボード工事でおよそ120万円、内装仕上げ工事でおよそ100万円、家具什器工事でおよそ150万円です。
その他もろもろの工事費用を合わせるとおよそ1200万円程度となります。
クリニックの内装工事費を抑える方法は
クリニックの内装工事費用を少しでも抑えたいのなら、 居抜き物件を探すことがおすすめです。居抜き物件とは、すでにある程度内装の施工が済んでいる物件のことです。
直前にその場所を借りていた人もクリニックを経営していた場合、格安で内装を譲り受けることができます。
通常場所を借りる場合、退去する際には内装を全て取り外し、まっさらな状態で大家に返却しなければならず解体工事費用がかかります。
そのため、前に借りていた人との交渉次第では、内装や設備をほとんど無料で引き継ぐことも可能です。
居抜き物件はその場所から退去する人とこれからその場所で開業したい人とのニーズが合致した物件といえます。
設計と施工を同一の業者に発注しても、内装工事費用を抑えられるでしょう。
設計施工のメリットは費用面だけにとどまりません。同一の業者に両方依頼することで工事がスムーズとなり、開業までの期間が早まります。
したがって、分離発注した場合よりも早く仕事が行えるため、収入もまた早く得られます。
内装工事を依頼する際は、複数の業者に見積もりをとって比較することも重要です。
どの業者が1番安いかを知ることができるとともに、他社の見積もりを参考にお目当ての業者と価格交渉もできます。
見積もりをとることでサービスの比較も行えるので、自分に合った業者選びにも役立つでしょう。
患者様が安心できる環境を作るのも医者の仕事
クリニックの内装で重要なことは、患者様が安心して治療を受けられる環境作りを行うことです。
患者様はただ単にクリニックに対して病気や怪我の治療を求めているのではなく、安心感や清潔感、癒しなども必要としています。
患者様の目線に立ちながらこれらのポイントを押さえ、素敵な内装を施していきましょう。
内装を成功させるためには、内装業者選びも重要です。
デザイン性と利便性に優れた内装に実績があるvakelは、クリニックの開業やリフォームの際に強い味方となってくれることでしょう。
クリニックの内装に対して明確なアイディアがなかったとしても、施工実績が豊富なvakelにご相談いただければ、的確なご提案をさせていただきます。
また、vakelは設計から最終施工まで行うので、開業までの期間が短くて済むのも魅力です。
クリニック成功の秘訣は医者の力量だけではなく、魅力的な施設も必要不可欠なポイントです。
内装デザインにもこだわって、ぜひ多くの人々から愛されるクリニックを開業していきましょう。