よりよいオフィス・事務所を目指そう!内装デザインのポイントと工事費用
オフィス・事務所の内装デザインは見た目だけでなく機能性も大切です。
おしゃれな内装に仕上がっても働きにくい職場では意味がありません。
そこで、働きやすい理想的な事務所の内装工事のコンセプト作りの注意点や費用、スケジュールなどについてお伝えします。
理想的な事務所の内装にするための6つのポイント
理想的な事務所の内装にするためにはいくつかのポイントがあります。
まず内装工事のコンセプトや目的をはっきりさせることがあげられます。
しかし、コンセプトなどを明確にするといっても、どんなものがコンセプトや目的になるのかわからないという経営者もいるでしょう。
そこでコンセプトの事例を6つご紹介します。
1つ目は生産性重視です。
このコンセプトの場合は働く人の動線を徹底的に分析して動きやすい内装にすることなどがポイントとなります。
2つ目はコミュニケーション重視です。
パーティションで細かくオフィス内を区切るのではなく、解放された空間を作ってコミュニケーションしやすい空間に仕上げることなどがポイントです。
3つ目は福利厚生重視です。
休憩所の充実などが福利厚生の充実につながります。
4つ目は自然重視です。
事務所のどこからでもグリーンが目に入るデザインにすると自然重視のコンセプトが実現できるでしょう。
5つ目は効率重視です。
機能的なオフィスに仕上げることはもちろん費用対効果も徹底して検討するとより安い費用で機能的なオフィスにすることができます。
これも立派なコンセプトや目的となります。
6つ目は初期コスト削減重視です。
工事代として支払う支出をできる限り抑え最低限必要な内容工事を行うといったことをコンセプトにする場合があるからです。
理想的な内装工事の費用と内訳
理想的な事務所にするための内装工事は費用を度外視して工事内容を決めるわけにはいきません。
働きやすい事務所が実現できるとしても予算をオーバーする工事では理想的とはいえないでしょう。
内装工事が予算オーバーしないためには標準的な費用とその内訳を理解しておくことが大切です。
事務所の内装工事の相場は坪単価10~30万円くらいです。
幅がかなりありますが、これは居抜きでそのまま使用するかスケルトンにするところから工事を行うかなどによって費用が大きく変わるからです。
内訳も工事内容によって変わりますが、例えば38坪で坪単価14.4万円、工事費合計で税抜き550万円の場合は、仮設工事約10万円、軽鉄工事約15万円、内装工事約83万円、建具工事約88万円、パーティション工事約124万円、さらに電気設備や空調設備工事で約155万円、消防設備その他諸経費などで約75万円といった内訳になります。
内装工事費用を抑えるポイントは3つ
オフィスの内装工事費用を抑える主なポイントは3つあります。
1つ目は仕上げのグレードを下げることです。
工事費用は主に材料費と人件費で構成されています。
そして材料費については仕上げ材のコストの影響が大きいといわれています。
構造にかかわる材料に関しては強度などを考慮すると選択の余地は大きくありません。
しかし仕上げ材はどの材料を選ぶかによって大きく費用が変わってきます。
そのため仕上げ材の選び方により、内装工事代が高くなるか安くなるかに大きな影響を及ぼすことを知っておきましょう。
機能に問題がなければ見た目がそれほど変わらない安い仕上げ材を選ぶのも1つの選択肢といえます。
2つ目は、家具は自分で発注することです。
コンセプトさえ明確になっていれば、どんな家具を入れるかについて内装工事業者に任せなくても問題ないでしょう。
業者を通じて購入すれば業者のマージンが上乗せされます。
自社発注にすればそのマージン分のコストダウンが可能になるでしょう。
3つ目は複数の業者に見積もり依頼をすることです。
これは内装工事に限らず費用を抑えたい場合に広く利用できる手法です。
複数の見積もりを取得することを忘れないようにしましょう。
内装工事のスケジュールを把握
内装工事を行うにあたっては標準的なスケジュールを理解しておくことも大切です。
内装工事中はその事務所をまったく使えなかったり、部分的にしか使えなかったりすることも多いからです。
また、業務への影響を最小限にすることは、スケジュールを考えるうえで重要になります。
まず工期ですが、約20坪程度の事務所の場合、1~3カ月程度かかるのが一般的です。
スケルトン状態から工事をするのであれば1カ月程度で工事を終了させることが可能でしょう。
一方、居抜き物件をスケルトン状態に戻して造作や建具などの発注から始める場合は3カ月程度かかる可能性があります。
内装工事の工程は、最初にコンセプトを固める企画段階から始まります。
実際の工事は、足場や養生シートの設置などの仮設工事から行い、続いて軽鉄工事や空調などの設備工事、建具工事へと移っていきます。
建具とは扉などのことを指します。
さらに、床や天井、壁などの表装仕上げ工事を行います。
これは、クロスや塗装、化粧シートなどが使われる工程です。
最後にミラーやロゴデザインなどの仕上げを行い、パーティション工事を経て内装工事の全工程が完了します。
理想的なオフィス作りを目指すために
よりよい職場環境を実現するためにはコミュニケーションの活性化や組織作りなどの人的な要素も重要ですが、事務所内装のハード面での工夫も大切です。
動線が十分確保され機能的にも優れている事務所であれば働きやすくなります。
そのうえで見た目がおしゃれに仕上がっていればモチベーションアップにつながるでしょう。
有効な対策のひとつである職場環境の改善対策は、事務所の内装工事を行うことです。
内装工事を行うにあたってはスケジュールをしっかり組み、コンセプトを明確にして費用を抑えた工事を行う必要があります。
そのためには、事務所の内装工事に関して豊富な事例をもっていたり、企画力がある内装工事業者を選ぶことが重要になるでしょう。
経験が豊富な業者であればコンセプト作りや内装工事材料などに関して適切なアドバイスを受けることもできます。
ただ工事をする業者ではなく事務所の内装工事に関して総合的にサポートしてくれる業者を選ぶことが大切だということを理解しておく必要があるでしょう。
vakelでは単におしゃれなデザインの内装を目指す業者ではなく、機能を含めたバランス重視の提案をしています。
いつでもよりよい職場環境を実現し、理想的なオフィス作りをサポートしています。