居酒屋とは違う!バル内装の重要ポイントと予算削減テクニック
バルの経営を考えているなら、居酒屋との違いをしっかりと把握した上で、内装工事の注意点や予算削減のテクニックなどを心得ておくことが大切です。
この記事では、居酒屋とバルの違い、内装工事にかかる費用を抑える方法などについて解説していきます。
居酒屋とバルの違いとは
居酒屋もバルもお酒が飲める飲食店であることに変わりはありません。
バルはBarと表記され、お酒が楽しめる飲食店として街で見かける機会も増えてきました。
バルはスペイン語で、お酒と簡単なおつまみを楽しむことができる空間を指しています。
そのため、日本の居酒屋に近いイメージを持つ日本人も多いでしょう。
もともと、スペインで親しまれているバルは晩御飯までに小腹を満たすための場所でした。
このような背景から、日本で経営されているバルは立ち飲み居酒屋のようなデザインの店舗も多く見られます。
次に、メニューの構成に関しては、居酒屋とバルとでは少々異なります。
まず、居酒屋はコンセプトによって、扱うメニューも和洋折衷さまざまなものが見られるのが特徴です。
居酒屋で提供されている酒類も、日本酒やビール、酎ハイなどレパートリーも豊富といえるでしょう。
一方、バルではワインに合う洋風のメニューが中心となっています。
このように、居酒屋とバルでは店舗の形態も、提供されるメニューも、全く異なっているといえます。
コンセプトから内装を決める
バルの内装デザインを方向付ける上で、コンセプトは重要な意味を持っています。
スペインのバルは小腹を満たすために、気軽に立ち寄ることができる店舗でなければなりません。
ただし、数ある飲食店の中でもバルは人気が高い形態であるため、コンセプトの検討を重ねて店舗の独自性を打ち出していかなければ、激戦区で競合店に勝つことは難しいといえるでしょう。
例えば、バルを賑やかな雰囲気にするのか、ゆっくりとお酒や料理を楽しめるようにするのかではコンセプトは異なるのです。
コンセプトにブレが生じてしまうと、どんなに美味しいお酒や料理を提供しているバルでも、集客自体が難しくなる恐れがあります。
バルを経営する際に設けるコンセプトは、できるだけ具体的に、細かく設定しておくことがポイントです。
バルを利用するターゲット層や利用シーン、価格帯などについて詳細まで決めておき、それを内外装デザインに反映していくと良いでしょう。
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バルの内装工事で必要なポイント
バルを経営する際のコンセプトが決定したら、こだわるべきポイントを押さえて内装工事を進めていきましょう。
まず、バルのエントランスは、店舗の顔となる部分です。
そのため、魅力的で、「利用したい」と思えるようなデザインにする必要があります。
エントランスのデザインに店舗のコンセプトがしっかりと反映されていると、ターゲット層もバルを利用しやすくなるでしょう。
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次に、バルのカウンターは幅や高さ、客席の間隔に配慮することが重要です。
カウンターの幅は500mm以上、高さは1050mm程度、客席の間隔は600mm程度を意識すると、従業員も顧客も利用しやすくなるといえます。
カウンターバックにはお酒をインテリアとして飾り、間接照明を使っておしゃれな雰囲気を演出しましょう。
また、バルのメインはカウンターというイメージがありますが、店舗の回転数を上げるためにテーブルも設置するのがおすすめです。
複数での来店が見込めるなら、カウンターよりもテーブル席の方が好まれる場合があります。
続いて、バルを経営するエリアによっては、個室を必要としている顧客がいることも想定されるでしょう。
ゆったりとした空間で話を楽しみたいという顧客が多いなら、個室の利用も期待できます。
さらに、カウンターのあるバルのキッチンスペースは限られているため、作業台やコンロの配置などについてしっかりと考えることが大切です。
作業の効率を考慮しながら、顧客と会話も楽しめるようなキッチンの配置を考えてみましょう。
最後に、バル全体のレイアウトにもこだわることがポイントです。
バルの場合、ワインやスペイン料理を楽しむことから、カウンターを中心とした客席配置となることが多いでしょう。
店舗の外から見ても賑やかな雰囲気が伝わってくるバルならば、より多くの集客も見込めます。
バルの内装工事の予算を抑えるには
バルの経営を始めるときには、あらかじめ予算が設けられていることがほとんどです。
厨房設備や内外装のデザインなどにこだわれば、その分コストも膨れ上がってくることが予想されます。
そのため、バルの予算を賢く抑えるテクニックについて知っておくと良いでしょう。
まず、コスト削減のために、厨房設備の費用を抑えることがポイントです。
バルではお酒だけでなく料理も提供するため、厨房設備の設置が欠かせません。
厨房設備としては、シンクや作業台、冷蔵庫、コンロなどが挙げられます。
厨房設備に関しては、提供する料理の内容によって必要なものが異なります。
しっかりと検討を重ねた上で、厨房設備の購入を決定することが大切です。
また、厨房設備をすべて新品で揃えてしまうと、非常に大きなコストがかかります。
そのため、中古での購入も検討してみることがおすすめです。
中古で厨房設備を購入するときには、保障期間や使用可能かどうかなどをチェックしておきましょう。
バルの内装工事の予算を抑えたいなら、居抜き物件を見つけるという方法もあります。
同じ業態の居抜き物件を見つけることができれば、レイアウトを大きく変更する必要もなく、また厨房設備もそのまま使用することができるため、結果として開業にかかる初期費用を抑えることにつながるでしょう。
ただし、前に入居していたテナントが経営不振などの理由で廃業している場合には注意が必要です。
集客困難、バルとして成功しにくいなどというネガティブな要素が考えられます。
物件を取得する際には、家賃や衛生面の問題も含めて慎重に判断しましょう。
バルの内装工事はvakelに相談!
バルの内装工事で迷ったときには、飲食店などの店舗の施工実績が豊富な業者への依頼をすることがおすすめです。
vakelが提案する空間は、見た目だけのおしゃれに限定したものではありません。
上品で洗練された空間でありながら、従業員や顧客の動線・使いやすさなどもしっかりと考慮されているという特徴があります。
また、vakelならコンセプトをもとにしてレイアウトを何度もすり合わせていき、それに沿ったデザインの提案を受けることができるのです。
開業するバルを人気店に成長させたいなら、ぜひvakelに相談してみてください。