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【インタビュー】プロに聞く!融資を得られる日本政策金融公庫の準備の仕方

美容室や飲食店、サロンなどを新たに開業する方にとって強い味方となる日本政策金融公庫。

美容室の内装費用など、予めキャッシュが必要な業態は初期の資金の確保が重要であり、この資金の獲得に関して利子率やリスクをいかに抑えるかが重要と前回はお話しました。

前回記事:融資を受けたい!創業者の強い味方「日本政策金融公庫」について

「どうやったら1000万円をゲットできる?」実際にインタビュー

そこで今回は私の友人で、日本政策金融公庫の融資を実際に受け、創業融資の満額と言われる1000万円を獲得した人にアドバイスをもらってきました。

顔出しNGということでイメージ画像で失礼いたします。。

【インタビュー】プロに聞く!融資を得られる日本政策金融公庫の準備の仕方

「本日はどうぞ宜しくお願いします」

開業計画書は指定の用紙を埋めるのは当たり前、+αが必要

「美容室のオーナーさんや飲食店の方って、書類に数字埋めたり、論理的に事業プランを説明したりって
苦手な人が多いじゃないですか?
だからビジネス事業書類みたいなのを見ただけで目眩がしちゃう(笑)」

「でも提出が必要な書類は実は、申し込み書の関係書類を除くとこの2枚くらい。
“あ、これくらいなら書けるかも”と普通は思うんです。」

1000万円取るなら2枚じゃ足りない、追加で資料を用意して!

「たしかに、創業計画書と呼ばれる資料は2枚しかないんです。
もちろん自分のビジネスプランをこの2枚にきちんと集約して書くことができるのは当たり前ですが、
あなたの創業への想いや入念なプランはたったの紙2枚で伝わるでしょうか?ってことです。
1千万借りるにはこの書類だけだと不十分です」

「例えば美容室の場合だったら、自分がいかに美容室の経営に向いているか、
またはキャリアがあるかを別参考資料として用意したほうがいいです。
市場分析や地域の特性なんかも加えると、規定の創業計画書には普通は書ききれないはず」

熱意が伝わればお金が借りられるはウソ

「たまにネットを探してて見るのが
“ヒアリング内容を重視するから事業計画書は上手く書けてなくても大丈夫”
なんて話があるんですが、大嘘です。
日本政策金融公庫の担当者は常に数字と経営をフォローしているいわばプロ。
彼らはあなたのことを未来の経営者として見ているから、
数字や計画をきちんと書類に出来ない人にお金は貸せません。」

「熱意があるのは経営を始めるなら当たり前のこと。
人からお金を借りようとするなら説得力ある書類が必要なのはビジネスの常識です。」

【インタビュー】プロに聞く!融資を得られる日本政策金融公庫の準備の仕方

自身がどのくらいお金があるのかも見られる

「日本政策金融公庫は無担保・無保証(1000万円頃まで)ですが、
自分は1000円しか貯金がないのに1000万円貸せというのは無理な話。
経営者自身の借金歴や口座の預金残高もコピーして提出しなければいけません。
だいたい借りたい金額の20%から30%くらいは自己資金が必要です。」

貸す、貸さないの一番のポイントは「返せそうかどうか」

「結局のところ日本政策金融公庫の融資の担当者が一番気にしているのは、
この人はお金を返せる人かどうか、ということ。
そこで「返せます、なぜなら◯◯◯だからです」の◯の中に入るのはなんだと思いますか?」

「それは以下の3つです」

 

①自身のキャリアと経験

②自分をサポートしてくれる人の存在

③計画性

 

「①については、これまで自分がいかに飲食や美容室のビジネスで
結果を残してきたかを語りましょう。
店で一番の売上を1年続けたとか、指名客が100人以上いた、とか。」

「②については自分を応援してくれる人です、
美容室だったら馴染みの人が安く美容器具や機器を売ってくれるとか、
宣伝を安くやってくれる友人がいる、とか、スタッフが格安の給料で3人ついてきてくれるとか。」

「③は創業計画書+参考書類としてつける毎月の売上目標などの数字です。」

融資を獲得する最強の裏ワザは「提携 税理士事務所」

融資の可能性を大きく引き上げてくれる税理士事務所に頼む

「知らない人が多いんですが、日本政策金融公庫の融資相談は
自身で窓口に行くしかないと思われがちですが、
実は税理士が日本政策金融公庫と提携している場合は、
税理士事務所でも相談することが可能です。」

「この税理士さんたちは日頃から日本政策金融公庫の担当者と仲良しで、
飲みにいったりしてるんです。
よって、普通に個人で申し込むより税理士事務所のサポートがあったほうが話が早いのは確実ですね。
自分の場合も税理士事務所経由で融資の面談を依頼しました。」

「実際の融資の面談は税理士事務所の会議室で行われます。
旧知の関係の税理士さんが仲良さそうに日本政策金融公庫の担当者と話ながら和やかに話がすすみましたよ。
自分の話が詰まった時は、すかさず税理士さんがフォローしてくれる。
もちろん創業計画書も事前に税理士さんが手伝ってくれます。

「そして極めつけなんですが、、、
税理士事務所経由のほうが融資の利率が安いんですよね!
信頼できる税理士事務所が経営をサポートするから、
利子率が低くても安心して回収できる、という考え方です。」

「税理士に最初から毎月の帳簿など依頼するつもりなら、
日本政策金融公庫と提携している税理士に頼めば間違いなくお得ですね。」

融資は本気で資料を用意し、税理士のサポートが吉

いかがだったでしょうか?

同じお金を借りるでも日本政策金融公庫の融資は利子率も低く、無担保無保証で非常にお得なのですが、やはり審査にはそれなりに入念な準備が必要なのですね。

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