ネイルサロン開業!内装デザインの重要性から費用などのポイント

昨今、ネイル市場は成長を遂げ、2005年から10年間で市場規模は2倍になったともいわれています。
年々ネイルサロンの店舗数も増え、インターネットを通じた広告や、予約サイト、インスタグラムなどのSNSの普及もあって、新規顧客獲得のための競争が激しさを増しているのが現状です。
その中で生き延びていくためには、お客様にリピートされるお店になる必要があると考えます。
ネイルサロンは美を追求する空間、内装は重要です。
弊社でもよくネイルサロンやアイラッシュサロンのお客様の案件をやらせていただく中で、今回は内装デザイン会社の視点+ビジネスの視点で重要なポイントを見ていきたいと思います。
リピート率をあげる?ネイルサロンの内装デザインの重要性
お客様がネイルサロンを選ぶ際には、技術や価格に加え、お店の内装や雰囲気も基準のひとつとなっています。
お店の内装に気を配ると清潔感ある空間や心地よい雰囲気を目指すことができ、集客の観点では重要な要素となるのです。
では、なぜお店の内装や雰囲気が重視されるのか詳しくみていきましょう。
ターゲットは女性。特別な空間でのリフレッシュということ
まず、ネイルサロンに通うのは主に女性ということがポイントになります。
通う理由には、美意識や女子力をアップさせること、癒し効果を求めているとことなどが挙げられます。
ネイルサロンは誰にも邪魔されることのない空間です。
その特別な空間で指先の手入れをしてもらい、リフレッシュできるという効果があります。
そのため、施術のある程度の時間滞在しても疲れず、癒しを提供できるお店であることが求められます。
清潔感とともにリラックス感やリゾート感の出せる空間を
ネイルサロンやアイラッシュサロンというと、昔は清潔感が命で、内装については白に統一することが多かったのですが、やはり内装のデザイン面でも一歩リードする必要があるのかなと考えます。
もちろん事業体として内装にかけられる費用については控えめに抑える要望が多いので、インテリア面でのメリハリや、空間全体のテーマ設計が重要です。
そこに加えて、お店作りのポイントとして、照明の明るさや角度にこだわったり、アロマオイルやキャンドルを設置したりして、お客様がリラックスできる落ち着いた空間づくりを心がけることです。
このように居心地のいい内装をデザインすることで、お客様にリピートしてもらえる可能性も高まります。
サロンの実例をご紹介
こちらはアイラッシュサロンですが、弊社で内装を行いました。
今はネイルサロンとアイラッシュサロンを兼用されているサロンも多いです。
全体的にはシンプルにまとめつつ、エスニック&オリエンタルをテーマとした、リゾート感のある仕様に。


Ohana eyelash 武蔵小杉店
他のお客様の視線が気にならないように、仕切りを設けて個室空間を作ることも、リラックス効果を上げる作用があります。


ネイルサロン開業にはいくらかかる?内装費など
内装は集客に欠かせませんが、開業費用においても内装費用は大きな割合を占めています。
まず、内装費用とは具体的にどこの工事費用を指すのか説明しましょう。一般的に物件の初期状態はスケルトンというコンクリートや鉄骨がむき出しの状態になっています。
お店をオープンできる状態にするためには、壁や天井の下地を作ったり、エアコンなどの空調設備やトイレといった給排水衛生設備、照明などの電気設備を設置したりと、足りない設備を整えていく工事が必要になります。
ネイルサロンを開業する際にかかる費用の内訳
物件所得費用、設備関係費用、開業諸経費及び運転資金の主に3つに分類できます。
物件所得費用は、ネイルサロンを開く物件を借りるためにかかる費用のことですが、仮に家賃が20万円として、敷金・保証金、礼金、仲介手数料が該当し、約70万円かかります。
次に設備関係費は、先述した内装費に加えて外装費、少額什器の費用で500万円ほどかかります。
そして、開業諸経費及び運転資金というのは広告宣伝費や材料費、3カ月分の運転資金のことで、およそ40万円弱かかります。
これらの費用を総額すると940万円ほどになり、ネイルサロンを開業するうえで必要であることが分かります。
しかし、ネイルサロンの開業は、店舗を構えるか構えないかなど、店舗の形態によって大きく変わってくるため、工夫次第でこれよりも少ない費用で開業することもできます。
店舗形態で変わる?内装デザインの費用をおさえるコツ
開業費の中でも占める比率が高いのが内装費です。
そのため、この内装費を抑えることができれば、開業費用全体を抑えることに繋がります。
しかし、内装費を下げるといっても材料費を安いものに変えたり、工事範囲を狭めたりするなどの無理なコストダウンは店舗のクオリティを下げ、理想のイメージからも離れてしまいます。
内装費を抑える際に重要なのは、クオリティはそのままでいかに費用を抑えるかということです。
そこはインテリア選びのセンスかなと思っています。
ちょっとした小物選びで全然雰囲気が違ってきます。


その他の方法としては、、
居抜き物件を活用する
例えば、居ぬき物件で工事を始めるという方法があります。
居ぬき物件とは、内装が前のテナントのまま残っている物件のことをいいます。
空調や照明などの設備がそのまま受け渡されるため、新築に比べて圧倒的な安さで内装工事が可能です。
しかし、設備機器類が故障していて使えないという場合も想定でき注意が必要です。物件探しをする際は、自分で確認するだけでなく、内装工事業者の方に同行してもらうと安心でしょう。
エステや美容院に間借りをする
エステや美容院に間借りをすると、内装工事をする必要がないため費用を抑えることができます。
さらに、マンション物件の場合は材料をそろえて自分で内装工事をすることもできますし、自宅ネイルサロンの場合は10万円ほどの予算でリフォームすることもできます。
このように、お店の形態によってかかる費用は大きく変わってきます。
内装業者選びのポイント

内装業者を選ぶ際に重要なのは、まず相性が合っているかということです。
イメージ通りのネイルサロンを具現化するためには、意思の疎通がきちんととれていなければ難しいでしょう。
ただ見た目が美しいだけでなく、予算や立地条件、レイアウトや耐久性など、さまざまな要望を加味した理解したうえで、機能性も重視したデザインをしてくれる業者をみつける必要があります。
また、過去の実績も重要です!
例え同じ値段でも出来上がりに差があるかどうかなど、自分でリサーチするといいでしょう。
さらに、各業者によって費用が変わってくるので、複数の内装工事業者に見積もりを取って、比較検討することをおすすめします。
リピーターを増やしてネイルサロンを成功させよう
お客様にリピートしてもらえるお店であるためには、清潔感と居心地の良い雰囲気のある空間づくりが重要です。
お客様がリラックスできるよう内装に工夫を凝らすことが欠かせません。開業費用の中でも占める割合の高い内装費は、形態や内装業者によって違いがあるので、じっくり検討することが大切です。また、見た目がオシャレなだけでなく、機能性も考慮されたデザインが必要です。
これらを兼ね備えたバランス力のある内装デザイン会社をお探しなら是非お問い合わせください!
設計・デザインから最終的な施工まですべて請け負っております。